2010年4月15日木曜日

Pulmonary endarterectomy 講演会

4/14 (水) 晴れ
 
右の写真は Rose Garden のもの。
花が咲いていてきれいだし癒されるのだが、どちらかというと昨日の写真のレストラン前の方が個人的にはいいような気がする。
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表題の通り、Pulmonary endarterectomy に関する講演会があった。
演者の B 先生は話がうまいだけでなくパワポのファイルがきれいなので、患者入室時刻が迫っても誰一人として席を立つ人がいなかった。
とてもすばらしい。
 
肺高血圧症にはいくつかのタイプがあるのだが、chronic thromboembolic pulmonary hypertension に対してこの術式が行なわれることがある。
単に血栓ができるだけでなく、血管の変性も伴うらしい。
急性肺塞栓症に続いて 0.1-0.8% の頻度で発生する。
 
症状は疲労、呼吸困難、喀血。
右室不全が進行する。
右心系の圧が生存率と相関する。
診断は心エコー、シンチ、肺血管造影、MRA、スパイラルCT。
 
通常の人工心肺では無血視野を得がたい。
超低体温循環停止がスタンダード。
手術は片側20分、両側40分。
 
術後に懸念されるのは再灌流傷害。
PEEPをゆっくりウィーニングして、抜管後はBiPAP。
利尿をよくつける。
 

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