2010年3月16日火曜日

FEV1% とは?

3/16 (火) 晴れ

近所の歯医者で、ほぼ半年ぶりに定期健診を受けてきた。
歯がすっきりして気分がいい。
歯間ブラシなどを使って歯のすきまのゴミをきれいに落とすようにすること、半年以上間をあけずに通うことなどを指導された。
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バンクーバーでのフェローシップが始まってからほぼ半年になるが、最近、重要なことに気づいた。
呼吸機能の指標の略称で "FEV1.0%" というのがあるのだが、日本と北アメリカの間で異なるものを指しているということである。

FEV1.0% といえば、日本では一秒率(一秒量/努力肺活量)のことを示す。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/copd2008/topics/200807/507347.html
北アメリカでも当然そうだと思っていたし、肺手術後の予想一秒率 (ppoFEV1%: predicted postoperative forced expiratory volume in 1 s) もこれを用いて求めるものだとばかり思っていた。

しかし先日、バンクーバーである指導医と話していた時にひょんなことから、スパイトメトリの FEV1% という項目が上記の一秒率ではなく、患者の一秒量を予測一秒量で除した割合を示すことを知った。
確かによく見ると、これとは別に FEV1/FVC という項目が存在する。

ppoFEV1% に関する論文の中には、誤解を招かないように定義をしっかり書いてある論文もあるのだが、一方であいまいなままにしてある論文も少なくない。
自分の印象では特に説明のない限り、北アメリカでは FEV1% は患者の一秒量を予測一秒量で除した割合ということで違和感なく受け入れられているように感じる。
 

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