2011年9月2日金曜日

御茶ノ水にて

9/2 (金) 雨のちくもり
 
バンクーバー滞在中にはホームページを公開できませんでしたが、帰国後になんとか公開に漕ぎつけました。
未完成の箇所が多いのですが、少しずつ情報を追加していきたいと思っています。

2011年8月6日土曜日

さようなら --- また来る日まで (完)

8/5 (金) くもり
 
十分余裕を持って出発2時間半前に空港に着いたのに、荷物関係で思わぬ時間を食うことになってしまった。
エア・カナダでは職員がスーツケースの重さを測るのではなく、必要に応じて自分で測らないといけないのだが、念のために測ってみたらなんと両方とも 23 kg をわずかにオーバーしていた。
 
運良くばれなければいいのだが、あらかじめ超過料金を払っておかない場合は罰金だからね・・・と職員に脅かされ、片方を 26 kg オーバーに調節して1個分の超過料金(100 カナダドル!)を払うことにした。
きちんとキャリブレーションされていなかった大家さんの体重計がうらめしい?! 
 
今朝測った時点ではどちらのスーツケースも 21 kg 前後だったわけで、10 % 前後過少評価されていたというわけだ。
ということは自分の体重も実は 10 % 前後増しだったというわけで、どうやら自分の人生における史上最高体重をマークすることになってしまったようだ。
 
帰国したらダイエットに挑み、今後はスリムな人生を歩みたい。
それにしてもカナダでの食生活は、ホント、カロリーが高かったなぁ。
 
(完)


「読者」のみなさまへ

このブログの「読者」となって下さった、7人の方に感謝申し上げます。
途中からシステムの不具合のために読者欄が表示できなくなってしまいましたが、「読者」のみなさまの存在が私の執筆意欲を2年間にわたって維持してくれました。

2011年8月5日金曜日

青空の下での修了式

8/4 (木) 晴れ
 
帰国前に指導医の J 先生がディナーに連れて行ってくれると言っていたのだが、自分としては遠慮したいと思っていた。
というのは、以前にほかのフェローたちの修了式に混ぜてもらったといういきさつがあったし、友人たちや大家さんとの予定が入っていてけっこう忙しいということもあったのだ。
 
すると J 先生から一昨日連絡があり、今日のランチを一緒に食べようとのこと。
彼は今日は一日ずっと放射線室でひたすら ESWL の麻酔(ケタミン少量とレミフェンタニルの持続静脈内投与)を縦に8例こなすところ、抜け出してきてくれた。
 
病院のメインの建物の横に図書館がある建物があるのだが、そこでサンドイッチを買い、外の木蔭で食事をした。
直射日光を避けさえすれば、けっこう涼しい。
 
J 先生がかばんの中から立派な修了証書を出して、自分に渡してくれた。
先日の修了式でほかのフェローたちが受け取っていたのと同じだが、肩書きが “Clinical Research Fellow” となっている点が違う。
この証書を目指していたというわけではないのだが、受け取ってみるとようやく終わったんだという実感がじんわり湧いてくるから不思議だ。
 
ASA で発表することはもちろんのこと、論文をもう1つ書くことや来年は肺移植関係の発表をどこかでやることになっており、留学はもう終わりだが研究活動はこれからもまだまだ続く。
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帰宅後はひたすら荷物の詰め込み作業をした。
2つのスーツケースにバランス良く詰め込み、それぞれが 23 kg を超えないようにするにはテクニックを要する。
サン・ランを走ったジョギングシューズやトーナメントで使ったテニスシューズは、残念だがスペースと重量の関係で処分することにした。
 
夜は大家さんが送別会の第2弾を開いてくれ、親しい人たちが集まってくれた。
キャラメルプリンはうまかったが、カロリーはかなり高かったんじゃないかなあ?
結局、股ずれが直らないままの帰国となってしまった。
 

2011年8月4日木曜日

M 君とのデイナー

8/3 (水) くもりのち晴れ
 
以前に行ったことのある新渡戸記念庭園 Nitobe Memorial Garden の他に、UBC の中で行ってみたいと思っていたところが2つあった。
ひとつは UBC 人類学博物館 Museum of Anthropology (MOA) で、もうひとつは Bookstore だ。
 
Bookstore は広大な売り場に UBC グッズがたくさん置いてあるからで、おみやげにはいいんじゃないかと思っていた。
MOA は今回初めて行ったのだが、モスキアム先住民族の作品を中心に BC 州北西太平洋地域のもの、さらには世界中のコレクションが展示されており、とても興味深かった。
 
夕方はリッチモンドにある M 君の家に招待されていたので、出かけてきた。
自分が来るために、わざわざ米飯にしてくれたのだそうだ。
親日家でもある M 君の日本に関するさまざまなコレクションを見せてもらうことができた。
 
M 君は自分にとっては最初に仲良くなった地元のカナダ人で、一緒にハイキングに行ったり食事をしに行ったりしたので、とても名残惜しい。
またいつか日本で再開できることを楽しみにしようと思う。
 

2011年8月3日水曜日

献本届いた

8/2 (月) くもりのち晴れ
 
バンクーバーに来た 2009 年 9 月から年末にかけてテキストを執筆したが、ようやくそれが本としてでき上がったらしい。
麻酔科のオフィスから小包を預かっているという連絡があり、受け取りに行くとその本が届いていたのだ。
指導医からも「パフェクトなタイミングだった」と言われたが、本当にその通りだ。
 
日本で執筆した場合と違うのは、どこにも「献本」という意味の英語がないこと。
一緒に入っていた Packing Slip という紙切れには、“Thank you for your order” とか “Sold to 誰々” といった文言が載っており、一瞬、ひょっとしたら自分で注文してしまったのだろうかと混乱してしまった。
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大丈夫だろうとは思ったのだが、本当に荷物が全部スーツケースに入るかどうか不安になり、万一に備えてダウンタウンの H.I.S に行ってみた。
確か宅配便も扱っていると言っていた記憶があったので、必要になったらそこから船便で送ろうと思ったのだ。
 
ところが改めて話を聞いてみると、実際に宅配をしているのは日通であって、H.I.S はそこで航空券を購入した客に割引を提供している(だけ)とのこと。
とりあえず今回は自分には必要なさそうだが、集荷をしてくれるしスキーやスノーボードを送るには便利そうなので、一応、備忘録に残しておく。
 

2011年8月2日火曜日

トーナメント参加

8/1 (月) 快晴
 
BC デーで祝日の今日、スタンレー・パークでテニスの混合ダブルスのトーナメントがあり、バンクーバーでテニスをやった証にと思い参加してきた。
トーナメントとは言っても正式のものではなく、ごく内輪だけのものだ。
 
自分もパートナーの K さんもトーナメントは初参加で大いに戸惑ったが、そこはまあ内輪の集まりなので、時にはなあなあで済ませたり、またある時は仕切ってくれるベテランがいたりと、何となく切り抜けた。
 
初戦ではいきなり優勝したペアに当たり、全くいいところなく敗れた。
二戦目は最初のセットを取って大いに盛り上がったが、結局はタイブレークの末、敗れた。
勝利への道は限りなく険しい。
 
スタンレー・パークのコーチ自らが肉を焼き、BBQ で飲んだり食べたりと、エンターテイメントの要素も満載だった。
が、その一方でこれからのいろんな企画とかに誘われると、もう近いうちに日本に帰るという話にどうしてもなるわけで、そうなると別れはやはり辛いものだ。
以前、一緒にダブルスを楽しんだ A さんや S さんと最後に会うことができ、サヨナラを言うことができてよかった。
 

2011年8月1日月曜日

最後の Grouse Grind

7/31 (日) くもりのち晴れ
 
自分にとってのバンクーバーでのレクリエーションのひとつがハイキングだったわけだが、今日はやりおさめということで Grouse Grind に出かけてきた。
Grouse Grind はハイキングというよりかは誰かが言っていたが「自分との闘い」のようなものなのだが、途中で景色を楽しむゆとりこそないものの、ひどく苦しむことのないようにゆっくりめに登った。
 
今年初めての Grouse Grind で気がついたのは、昨年と微妙に入り口と出口が数メートルずつずれていることで、だからコースも変わったのだろうと思う。
タイムは 1時間 15 分 22 秒で、この備忘録を振り返ったわけではないが、おそらく去年とほぼ同じぐらいのタイムだったと思う。
 
Grouse Grind のゴールでは霧が深く、とても寒かった。
山の頂上付近にはまだ雪が残っているし、とても7月の終わりには思えない。
それでも Lumberjack Show (ビデオ)を見ている間に少しずつ霧が晴れてきて、Grouse Mountain の頂上でサンドイッチを食べている間に、完全に下界が見渡せるようになった(写真)。
 
M 君の都合が悪くなったので Goat Mountain 行きはあきらめて一人でグラウスまで来たのだが、彼の都合が良かったとしても雪のために Goat Mountain までは行けなかっただろうと思う。