2009年9月29日火曜日

記憶の衰え

今朝はさらに教官との打ち合わせ時刻が早くなり、それがなんと6時40分だった。
いったいどこまで早くなるのだろう・・・?
今朝のバンクーバは肌寒く、カーディガンとウィンドブレーカーを羽織ってちょうどいいくらいだった。

オペ室の中を案内してもらったりした後で、レジデントや教官と一緒に患者さんの入室を待った。
日本で自分が所属していた病院との麻酔や手術の違いはたくさんあるのだが、患者情報との兼ね合いもあるのでここに書くのはやめておく。

今日は自分の記憶力の衰えを感じたことが2つあった。
レジデントに「日本では硬膜外にどんな薬を使っているのか」と訊ねられた時、薬の名前が全く思い出せなかった。
かろうじてレジデントとの会話の中で、答えを導き出すことができた。

自分 「ブピバカインには2つの異なる物質が含まれてるんだよね」
レジ 「エナンチオマーのことですか?」
自分 「そう。そのうちの片方に心毒性があるから、ブピバカインは使ってないんだよ。」
レジ 「じゃあ、レボブピバカインですか?」
自分 「いや、もう一方のやつ。」
レジ 「ロピバカインですか?」
自分 「そうそう、それそれ。」

もう一つは、指導教官に挿管困難の時のデバイスについて訊ねられた時のことで、「エアウェイスコープ」という言葉がついに出てこなかった。

英語の語彙数は確実に増えているように思うが、その分、日本語の記憶がこぼれ落ちてきているのだろうか。
それとも単に加齢のためなのだろうか。

2009年9月28日月曜日

バンクーバー博物館

バンクーバーに着いてから、1秒も雨が降らない。
現地の人々によると、いまだに夏の気候が続いているのは異常なことらしい。

自分がひょっとしたら驚異的な「晴れ男」なのかもしれないが、たとえそうだとしてもこの奇跡的な快晴は長くは続かないはずなので、せっかくだから今日はちょっと歩いてバンクーバー博物館まで行ってみた。

バスではなく「歩いて」というところがミソで、途中の風景が楽しいのである。
写真は Burrard St Bridge から English Bay 側を写したもの。
ほとんど360度開けている展望をこれだけ小さく切り取らなければならないのが、本当に惜しく感じる。

バンクーバー博物館の中は、スペースセンターの入場受付窓口と隣り合わせに博物館の入場受付があるので、ちょっと戸惑ってしまった。
昔から現代に至るまでのバンクーバーの歴史が描かれているのだが、気になったのが第二次世界大戦勃発直後の日本人の扱いである。
彼らは "enemy alian" と呼ばれ、たとえカナダに生まれて英語を話していたとしても、日系だという理由だけで居住地を追われ、特定地域への出入りを禁じられるなどの厳しい扱いを受けたのだそうだ。

帰りもブラブラ歩きながら、昨日のドラッグストアへ。
今日は間違いなくラップを買えた。

ついでに水を4Lのボトルを2本買おうと思ってレジに持っていったら、レジのおばさんがわかりやすい英語で、「これ飲むの?」と訊いてきた。
そうだと答えると、「だったら spring water (わき水、天然水)を買ったほうがいいよ。これは distilled water (蒸留水)だから。」

違いが今ひとつわからないのだが、そういうものかと思ってアドバイスに従った。
日本にいる時は水を買うことはほとんどなかったので、すごく新鮮だった。
が、近いうちにぜひ distilled water とやらの味を確かめてみたいとも思う。

2009年9月27日日曜日

自炊(のマネごと)始めました

バンクーバー6日め (冬季オリンピックまであと139日)

部屋がフローリングなので、ほこりがすぐ目につく。
昔、医師公舎に住んでいた頃は、ほこりが数cm たまってもそうじしなかったもんだが、今はそういうわけにもいかないと思い、部屋と共同スペースを掃除した。

共同スペースをほうき(なぜか「ほうき」が置いてある)で掃いていたら、隣の部屋の住人が出てきて手伝ってくれた。
が、何を思ったのか彼はモップのようなものを持ち出し、水と洗剤を入れたバケツに浸し、大してしぼらない状況で床をゴシゴシと拭きはじめた。

当然のことだが、床はびしょびしょになった。
フローリングってこうやってそうじするんだっけ??

正直ちょっと混乱したが、逆側の隣人も先日そういうふうにそうじしてたから、そういうもんだと思うことにした。
でも自分の部屋は、しぼった雑巾で丁寧にふいた。

少しこちらの生活になれてきたし、フードコートのメシにも飽きてきたので、自炊のまねごとをすることにした。
日本から Lee 20倍カレーを持ってきたので、それを食うことにしよう・・・。

日本米は近所の日本食料品店で買った。
ひとめぼれ 2kg で 12.79カナダドル(=約1080円)。
高いのか安いのかよくわからないが、そういうものだと思うことにした。
でも、爽健美茶のペットボトル 2L が7.99 カナダドルだったので、きっと高いのにちがいない!

炊飯器は16カップ(たぶん16合という意味)まで炊ける、タイマーとかないシンプルなやつを29.99カナダドルで買った。
ふたがガラス製なので、炊き上がる様子がリアルタイムでわかる。

まあまあうまく炊き上がったので、ちょっと満足。
あらかじめゆでておいた卵といっしょにおいしくいただいた。

残りのごはんはラップにつつんで冷凍しておこうと思ったら、なぜか出てきたのはラップではなくアルミホイル??
なぜ?
商品名は "Reynolds Wrap" なのに??

確かによーくみると片隅に "ALUMINUM FOIL" って書いてある。
ちなみにラップは "plastic wrap" っていうらしい。
今度ドラッグストアに行ったら、まちがえずにジップロックを買うことにしよう。

2009年9月26日土曜日

ハンドソープ?

病院ではいたるところにウェルパスみたいなものが置いてあり、等身大のドクターやナースのポスターが「手をきれいにしよう!」と微笑み(すごみ)かけてくる。
実際、患者さんや医療従事者が手をきれいにするように、ここではとてもよく教育されているようだ。

インフルエンザ予防のつもりで自分も手洗い・うがいをするのだが、どうもこの前買ったハンドソープが泡立ちが良くない。
大量につけてもだめである。

これはまた英語を駆使してクレームつけなきゃ・・・と思ってよーく見たら、"hand sanitizer" と書いてある。
当然、こんな言葉は知らないので一応辞書で調べてみると、「手の除菌用ローション」?!

クレームをつけなくて良かった。
コスモポリタンへの道は本当に険しい・・・。

2009年9月25日金曜日

早朝の面会

指導教官と3ヶ月ぶりに再会することになったのだが、なんと午前7時の約束だった。
正直、早すぎる・・・と思ったが、そういうものなのだと思うことにした。

さすがに最初から遅刻するわけにはいかないので、アパートをシェアしている他の人たちには悪いとは思ったが、心を鬼にして目覚ましを5時にセットして5時45分に出かけた。
外は真っ暗だったが、一人歩きしている若い女性がちらほらいるくらいなので、そんなに治安は悪くないのだろう・・・と勝手に思うことにした。

駅までの道のりのうち、中年女性の物乞い(みたいな人)がいて何か言っていたが、全く聞き取ることができなかった。
かろうじて "coffee" と言っていたような気もしたが、意味がわからない・・・。

早朝にもかかわらず電車は6~8分程度の間隔で走っていた。
電車の本数はある割に中は空いていて、早朝の中央線各駅停車みたいなイメージ(?)

思ったよりも早く、6時半には病院に着いてしまった。
病院の中はすでにスタッフと患者がいっぱいいて、自分が勤めていた日本の病院とは全く違っていた。
さらに驚いたのは、秘書さんが6時50分にはいたことである。

ここはどうやら朝が早いらしい。
指導教官の一人は、「じゃ、ボクはこれからオペ室に行くから」みたいな感じで7時20分には去っていってしまったし・・・。
その分日本の病院よりも早く帰るみたいなので、日本を基準にすると全体的に時計が早い方向にずれているような感じがする。

午後はあてがわれたクリニカルフェローの部屋で、新しくもらったメールアドレスやいろいろなID、パスワードを使ってメールを送ったり文献検索したりした。
最後に ".ca" のつくメルアドをもらうと、本当に素朴なことだが北米に生きている・・・という実感がする。

2009年9月24日木曜日

ケータイ開通!

午前中は秘書さんたちと面会。
諸手続きを済ませ、さらに写真つきのIDを作成してもらった。
写真撮影をしてからIDができるのに数分もかからなかったが、写真のできばえは言っちゃ悪いが最悪だった。
日本で所属している自分の大学の方が、写真室の腕は格段に上である。

その後、昨日、購入したケータイを activate させようと思ったのだが、電話でのやりとりに四苦八苦してしまった。
電話の向こうで何言ってるのか、本当によくわからないんだよねえ・・・。

一応は手続きは済んだのだがいっこうに activate される様子がなく、まずはもよりのケータイ屋さんに行ったら、「昨日買ったところに行け」と言われ、昨日買ったドラッグストアに行ったら、「activation center に行け」と言われ、たらいまわしされた挙句、グランビア通りとジョージア通りの交差点にある activation center に行くことになった。

そこでは大勢の客がケータイを買おうと一列にずらりと並んでおり、これは日本では見かけない光景だったが、15分くらい待たされるはめとなった。
これまた四苦八苦して今までの経緯を説明して、店員もいろいろと苦労していたが、自分が昨日入れたカードをいじくりまわしているうちに、なぜか作動するようになった。

これで自分もケータイおよび自分の電話番号を持つことになったわけで、とても素朴なことだが北米で生きているという小さな実感を得ることができた。

2009年9月23日水曜日

ケータイは必需品

いわゆる「生活の立ち上げ」のために、多忙ではあったが能率の悪い日でもあった。

まず午前中に ダウンタウンの Beatty St. 沿いにある College of Physicians and Surgeons of BC へ行き、こちらに滞在している間だけの「仮免許」みたいなものを発行してもらった。医師免許などのコピーを含むあらゆる書類はすでに郵送してあったので、今回は学位と専門医認定書を見せてコピーする程度で、手続きは簡単だった。

そのまま Hastings St. と Granville St. の 交差点にある Vancouver Services Canada Centre に向かい、Social Insurance Number を発行してもらった。こちらも手続きはきわめて簡単だった。医師免許のコピーやその英訳などを取り寄せる一連の作業は本当に大変だったが、それが済みさえすれば意外とその後は楽なようだ。昨日の Vancouver 国際空港での Work Permit の申請も、他の誰よりも簡単に手続きが終わっていた。

その後、Canadian Medical Protective Association (CMPA) に電話して上記の免許の番号を伝えるという作業と、臨床教育センターみたいなところの秘書さんに電話してアポを取るという作業をしたのだが、これらはいずれも大変だった。もちろん英会話が苦手だというのはその通りなのだが、それ以上の苦難があった。まず、ケータイを持っていないので、アパートの共同電話を使用せざるをえないのだが、次から次へと必要な書類や情報を持ち出されるので、そのたびに部屋に戻ってかけ直さざるをえなかった。するとCMPAはかけ直すたびに違う人が出てくるので、そのたびに本人確認を要求されてたいへんだった。秘書さんについては留守にしていることがあるため、何度もかけ直さざるをえず、こちらもたいへんだった。

街を歩いてみると、公衆電話がほとんどないのに気づく。昨年春のサンフランシスコは数ブロック歩けば1台は見つかったのに、ここではほとんど見かけない。日本もそうだろうが、この街で生きていくにはケータイは必需品なのである。

そういうわけでケータイを買いに今度はドラッグストアへいったのだが、これがまた日本のケータイに負けず料金体系が複雑で本当に困った。ただ店員さんが、部活の後輩で麻酔科から転科していったK君のようなキャラだったので、まあ何とか楽しく買うことができた。もっとも、彼はこちらの英語がなかなか理解できずに困っていたようだったが・・・。

ケータイの種類はいろいろあり、しかも料金体系と組み合わせると気が遠くなるような近い選択肢があるのだが、とにかく今ほしいので、欧州で駐在員だった従姉夫婦のおすすめにしたがって "Pay as you go" みたいなのにした。まずは先に料金を払って charge するというやつである。やろうと思えば他にもいろいろできるかもしれないが、自分の英語力ではとうてい理解できなかった。

というわけで、今はまだ電話番号がない。インターネット経由でしかるべきところにアクセスすれば、番号があてがわれるらしい。

2009年9月22日火曜日

アウェーの洗礼?

バンクーバー第1日(冬季オリンピックまであと144日)

エアカナダで8時間ちょっとかけ、ついに再びバンクーバーにやってきた。
9月に全線開通したカナダトレインに乗るという選択肢もあったが、荷物が重いのでシャトルバスでダウンタウンに入った。

お目当てのアパートに着いたが、玄関に鍵がかかっていて、全く開かない。
呼び鈴を押しても反応が全くなく、約束をすっぽかされたか・・・と思わず疑ってしまった。

呼び鈴に反応がない場合は電話するようにと書いてあるのだが、ケータイは解約してしまったし、近くに公衆電話はないしで、これこそまさに「アウェーの洗礼か?」と強く感じてしまった。
15分位待って埒があかないので、隣のホテルから電話をかけようかと思った瞬間、中から人が出てきた。
ああ、助かった・・・という感じだが、時差ぼけで頭がはっきりしなかったせいか「追い込まれた感」はなかった。

近くに巨大なドラッグストアがあり、セブンイレブンのようなコンビニもたくさんあるので、何でもすぐにそろってしまいそうだ。
これからしばらく、いわゆる「生活の立ち上げ」に時間をかけなければならないのだろう。
駐在・留学経験者が言う「生活の立ち上げ」っていうのはこういうものなんだ・・・と実感した初日だった。

2009年9月17日木曜日

ケータイのあわれな(?)最期

もうすぐ日本を発つことになるので、ケータイを解約しに行った。
書面上の手続きは簡単に終わり、ケータイショップの店員がケータイの背部からICチップ(のようなもの)を取り出した・・・と思ったら、いきなりハサミでチップを真っ二つに・・・。

「これでもうあなたのケータイは使えませんからね」というデモンストレーションの意味はあったとは思うが、何か言葉で言い表せないショックというか、ちょっとギョッとするものがあった。
自分の仕事がそういう作業とは縁遠いからだろうか・・・。

自分の患者がペイン外来にわざわざやってきて、「契約を解除したい」と言うことはまずないし・・・。
ましてそういう患者がそれまで使っていたエピドラのカテを、わざわざハサミで切断することもないだろうから。

持って帰ってきたケータイは電源は入るものの今ではすっかり「ただの箱で」、生命のようなものが全く感じられなくなってしまった。
ちょっとあわれな気がする。


今日の備忘録 (駅前留学 ボイスにて)

"card" という単語には、(人に対して)身分証明書の提示を求める、という意味がある。
(例) I'm carded at the bar.

2009年9月15日火曜日

控えめな超ラッキー

神社でおみくじをひいた時のこと、めずらしく大吉だった。
家族は小吉だったり、末吉だったりで、近くにいたよそのオジさんは「また凶だった~」と言っていたので、大吉はそれなりにレアなのだろう。

ところが大吉にもかかわらず、コメントがあまりにもシブすぎて驚いた。
旅行 ・・・ やめておいたほうがよい
願い事 ・・・ 難しい
学問 ・・・ がんばれば成就するかも
などなど。
あんまり高望みずるな・・・みたいなことも書いてあった。

縁起の良い方位は「南」らしい。
バンクーバーは明らかに「南」ではないので、旅立つ前にしてはちょっとイマイチな内容だった。
大吉なのに・・・。

今日の備忘録 (駅前留学 ボイスより)
食べ物の texture に関する表現
chewy よくかむ必要のある
crispy (= crisp) 砕けやすい
crumbly 砕けやすい、もろい
crunchy バリバリかむ(いう)
hard
soft
slimy ぬるぬるした、粘液性の
sticky ねばねばする、粘着性の
tender
tough

2009年9月13日日曜日

新しい菌糸ビン










 中:もぐりこもうとしている    右:表面を掘った後のようす
   ところ 

左:中央に穴が・・・

近所のペット屋に菌糸ビンを買いに行ったら、いつもの1Lのものが1個しかなくて、そのかわりに 800ml のものがいくつか売っていた。

値段はどちらも1040円で同じなのだが、800mlのものは入り口が広くしかもフタがねじ込み式なので、幼虫の移し変えが容易でしかもコバエ対策が万全だと感じた。
そうは言っても容量が小さくなって値段が据え置きなことから、コスト削減の意味合いが大きいのだろうとも思った。

この800ml のものは開けると中に穴が開いているので(写真左)、きっと幼虫がもぐりこみやすいんだろうと思った。いや~、よく考えついたもんだなあ・・・。
ところが実際幼虫を入れてみると、確かにもぐりこむのだが(写真中)、何度やっても最後までもぐりこまずに戻ってきてしまう。

ひょっとしたら中の土は硬いのかもしれないと思っていつもと同じように表面をスプーンでほぐしたら、今度はスムーズに幼虫がもぐっていった(写真右)。
もうちょっと小さい幼虫だったら良かったのかもしれないが、さすがに2年目の幼虫には穴が小さくてもぐりにくかったのかもしれない。

2009年9月11日金曜日

秋の気配

ひなたはそれなりに暑いのだが、ひかげに行くと風が涼しく感じるようになってきた。
9月も中旬となり、夏とは明らかに違う感覚がある。

向こうの天気ははどうなのかと思って調べてみると、9/13~9/17 のバンクーバーの最高気温の予想は21~22℃、東京が27~28℃、札幌が22~24℃なので、けっこう涼しそうだ。
最近、鼻がちょっとグズグズするが、涼しさに負けないようにせねば・・・。


本日の備忘録 (駅前留学 ボイスより)
goose bumps = chicken skin 鳥肌
abduction は誘拐自体が目的だが、kidnap はさらに金品その他の要求が目的となる
huffing and puffing = heavy breathing ハーハーと息を切らして
bothersome わずらわしい、やっかいな
ladylike 淑女にふさわしい、しとやかな、上品な

2009年9月10日木曜日

日本心臓血管麻酔学会学術大会

毎年出席している日本心臓血管麻酔学会の学術大会に、今年も参加した。
今年はアジア心臓血管麻酔学会と併催のため、日本人以外の参加者が多いのがひとめでわかった。

本来ならばとっくにバンクーバーに行っているはずで、もともとは出席する予定がなかったので、当日の参加費ということで2万5千円だった。
海外の学会にくらべれば安い方だが、日本の学会としては高い方だろう。

午後は用事があったので、午前中の講演とランチョンセミナーに参加した。
一部は欧米人によるものだったが、中国、韓国の研究者による講演が多かった。

興味深かったのは、一側肺換気に関して米国とアジアの研究者による講演があったのだが、判でついたように一回換気量は 6~8ml/kg が良いと、全く同じ数値を挙げていたことだ。
伝統的な高換気量ではなく、しかも肺保護的とされる低換気量でもないところがおもしろかった。

2009年9月9日水曜日

ついにビザ取得

身体検査から3週間経ったのに、大使館からは何の連絡もない。
これはちょっとマズイんじゃないか・・・ということで、査証部に問い合わせてみることにした。

まずは電話をしてみたが、電話では返答してもらえないらしい。
メールでも問い合わせできるみたいだが、以前に別の問い合わせでメールを送った際に届かなかったことがあったので、それもちょっとやめることにした。
重要な内容なので、メールだと無用心な気もするし・・・。

それでファックスを送ってみることにした。
すると対応は意外に迅速で、30分ほどでファックスで返事がきた。
パスポート上の氏名表記と生年月日を知らせるようにとのこと・・・。
それでもう一度送り返したら、また30分ほどで「昨日、郵送した」との返答があった。

すると昼過ぎに待望の郵便配達がやってきた。
ビザは意外なほどにシンプルな印刷物で、権威ぶった署名のようなものは一切なかった。
しかも普通郵便で届くもんだから、長い間待っていた割にはあっけない。

これでまた一歩、バンクーバーに近づいた・・・か?


今日の備忘録 (駅前留学にて)

旅行などを経験した時に、自分の気分を表すのに役立つ表現。
feel pampered 手あつくもてなされている気がする
feel liberated 解放された気分である (liberating experience)
heart-opening
feel disgusted ~でむかつく思いをする。~にうんざりする。
lavished with care ぜいたくな、必要以上に多い
exquisite food 極上の、最高の、申し分ない
royally serviced すばらしいもてなしを受ける
 

2009年9月8日火曜日

大そうじの合併症?

研究室をしばらく去ることになるので、最近、研究室のそうじをしている。
とはいっても、長いことためこんだ不要と思われる物品が多いので、それらをまとめて捨てるのが主な作業である。

今日はそうじのあとで論文を書こうと思ったら、アレがない・・・。アレがないのである。
せっかく収集した文献のファイルがない。

どうやらいらないファイルと間違えて、捨ててしまったらしい。
こういうこともあろうかと思って、一つ一つのファイルをチェックしていたのに、さっそくやってしまった。

また、明日から再び文献を集めなければ・・・。
大切なデータを捨てたのであれば取り返しがつかないが、文献ならやり直しがきくから。

今日の備忘録 (駅前留学にて学んだ単語類)
conspiracy 陰謀、謀議
concur 一致する、同意する
prejudice 偏見、先入観
prejudge ~に早まった判断を下す
esteem 尊重、尊敬 (例) Firefighters are held in high esteem.
sneaky こそこそする、卑劣な

2009年9月5日土曜日

片道航空券の謎

乗り物に乗る時はたいていは往復での料金は片道料金の倍か、「往復割引」がある場合は倍よりも少し安くなる。
ところが航空料金に関しては、正規料金のことはさておき、ちまたでの売値では片道の方が往復よりも高いようである。

就学ビザがある留学生や、ワーキングホリデーの若者の場合は、それでも安く片道切符が手に入るみたいだ。
ビジネスマンの場合も、会社が出してくれるからいいんだろうけど・・・。

往復切符を買って片道分を捨てるという方法もあるらしいが、「復路を捨てた場合は正規料金を請求します」なんていうただし書きまであることもあるから、それも難しいのだろうか・・・。
みんなが感じていることだろうが、とても不思議なシステムだと思う。

2009年9月3日木曜日

トラベラーズチェック

円に対してカナダドルが安くなってきたので、Y先生のおすすめにしたがってトラベラーズチェックを買いに行った。

最初は手数料が安いというシティバン●に行ったが、カナダドルは扱っていないとのこと。
次に目の前にあったUF●銀行に行ったが、トラベラーズチェックそのものを扱っていないとのこと。
仕方がないのでUF●銀行で、近所でトラベラーズチェックを扱っている店を紹介してもらった。

するとそこでは手数料が1%から2%に上がったばかりだという・・・。
何かちょっと損したような気もしたが、その後いろいろと銀行のウェブサイトを調べてみると、みず●銀行もついこの7月から手数料が上がっているし、シティバン●でさえも10月から値上がりらしい。

この業界もひょっとして、やっていくのがなかなか大変・・・ということなのだろうか?

2009年9月2日水曜日

歯医者の麻酔

歯周病予防目的に半年に一度くらいのペースで、近所の歯科医に通っている。
ふだんは衛生士さんが30分位かけて歯をきれいにしてくれるだけなのだが、今回は虫歯が見つかってしまった。

今日は麻酔をしてから歯を削ることになっていたのだが、全部で20分位かけて4~5回注射することで、歯を削っても全く痛くなくなってしまった。
歯だけに麻酔がかかるわけでなく、顔の皮膚(三叉神経右第三枝領域)にも麻酔がかかり、顔が腫れぼったくてしかたがなかった。
正確には右側だけでなく、正中をわずかに左に数ミリ越えたあたりまで感覚が低下しているようだった。
帰ってから鏡を見ると、「ウ」の口の形をした時に、左側に下唇が引っ張られてゆがんでいるのがとてもよくわかった。

以前、三叉神経第二枝が傷害された患者さんがいて、「腫れぼったくて気持ち悪い」とよく言っていた。
確かにこんな感じが一年中続いたらたまらない。
SGB にすがる気持ちが少しわかった。

今日の備忘録
昨日、昔自分のオーベンだった E先生と新宿で飲んだ。
その時に教えてもらったことなのだが、"Facebook" というウェブサイトがあり、そこで数十年来の昔の友達(外国人)の消息をつかむことができたとのこと。
自分の写真などを登録しておくことで友人や家族と連絡がとれるだけでなく、今回のように昔の友人が外国から便りをくれるようなミラクルもあるらしい。