2009年9月29日火曜日

記憶の衰え

今朝はさらに教官との打ち合わせ時刻が早くなり、それがなんと6時40分だった。
いったいどこまで早くなるのだろう・・・?
今朝のバンクーバは肌寒く、カーディガンとウィンドブレーカーを羽織ってちょうどいいくらいだった。

オペ室の中を案内してもらったりした後で、レジデントや教官と一緒に患者さんの入室を待った。
日本で自分が所属していた病院との麻酔や手術の違いはたくさんあるのだが、患者情報との兼ね合いもあるのでここに書くのはやめておく。

今日は自分の記憶力の衰えを感じたことが2つあった。
レジデントに「日本では硬膜外にどんな薬を使っているのか」と訊ねられた時、薬の名前が全く思い出せなかった。
かろうじてレジデントとの会話の中で、答えを導き出すことができた。

自分 「ブピバカインには2つの異なる物質が含まれてるんだよね」
レジ 「エナンチオマーのことですか?」
自分 「そう。そのうちの片方に心毒性があるから、ブピバカインは使ってないんだよ。」
レジ 「じゃあ、レボブピバカインですか?」
自分 「いや、もう一方のやつ。」
レジ 「ロピバカインですか?」
自分 「そうそう、それそれ。」

もう一つは、指導教官に挿管困難の時のデバイスについて訊ねられた時のことで、「エアウェイスコープ」という言葉がついに出てこなかった。

英語の語彙数は確実に増えているように思うが、その分、日本語の記憶がこぼれ落ちてきているのだろうか。
それとも単に加齢のためなのだろうか。

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