19年目の日本人麻酔科医が、異国の地での悪戦苦闘の毎日を綴ります。 基本的には個人の備忘録なのですが、このブログの情報がみなさんのお役に立てるようでしたら幸いです。 2011年4月から、麻酔科医21年目に突入です。
2010年3月26日金曜日
ドメスティックなランジオロール
ごく最近のことだが、心房細動で頻脈が続く患者がいた時に、レジデントがメトプロロールをボーラスで投与していたことがあった。
自分が日本にいた時は心房細動などの頻脈性不整脈といえば「ランジオロール」といったぐあいに、一対一対応で完全にすりこまれていたので、「ランジオロールを持続で投与しないのか」と訊ねてみた。
すると、「えっ、なんて言ったの?」と耳を近づけてきて、そのレジデントが一言も聞き漏らすまいという態度をとったので、こちらもはっきり「ラ・ン・ジ・オ・ロオル」と言ったのだが、全く通じなかった。
最初のラは L の発音だったと思ったのだが、ひょっとしたら R だったかもしれないと思い、「ウランジオウロール」などと言ってみたが全然ダメ。
指導医もそんな薬は知らないと言っていた。
インターネットで調べてみたのだが、Wikipedia にも landiolol の記載がほとんどないことに気がついた。
http://en.wikipedia.org/wiki/Beta_blocker
ついでながら、日本語のウィキペディアには全く記載がなかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E6%84%9F%E7%A5%9E%E7%B5%8C%CE%B2%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93%E9%81%AE%E6%96%AD%E8%96%AC
はずかしながら今まで、欧米からやってきた薬だとばかり思っていた。
ひょっとして日本発の誇るべき薬ということだったのだろうか?
2010年1月22日金曜日
超音波ガイド下硬膜外ブロック
昨日のカンファレンスは超音波ガイド下ブロックに関するものだったが、その時間のほとんどは硬膜外ブロックに費やされた。
超音波ガイド下で行なうメリットは、後側弯症や強直性脊椎炎の合併、過去に手術歴を有する、病的肥満といった限られた患者層においてのみ認められる。
一般の患者層に対して超音波ガイド下で硬膜外ブロックを行なったとしても、患者の転帰には有意な改善が見られるわけではない。
伝統的な方法とくらべても、試行回数が減るといったメリットがある程度で、むしろ時間はよけいにかかることになる。
講演のあとでデモがあった。
硬膜を描出するのは腰椎領域では容易だが、胸椎レベルでは難しそう。
☆ 関連するウェブサイト
超音波ガイド下神経ブロック http://neuraxiom.com/
Sonosite のウェブサイトで実際の様子をビデオで見ることができる
http://www.sonosite.com/education/anesthesiology/clinical-tutorials/
2010年1月20日水曜日
気管支ブロッカー
気管支ブロッカーを使う機会に恵まれたので、忘れないうちに備忘録として残しておく。
今日使ったのは Cohen Endobronchial Blocker で、右下葉枝の分離に用いた。
http://www.cook-inc.com/cc/dataSheet.do?id=3989
あの有名な Cohen 教授の名を冠したブロッカーである。
COOK社の 9Fr の Arndt Endobronchial Blocker のバルーン部分が楕円形で、特に左主気管支の分離に向いているのに対し、
http://www.cookmedical.com/cc/dataSheet.do?id=3988
Cohen Endobronchial Blocker は 9Fr でもバルーンが球状で細い枝の分離が行いやすいので、片肺全体の虚脱が必要ない場合や、低酸素血症のリスクが高い症例で有用である。
さらに Cohen Endobronchial Blocker では写真をよく見ると先端に矢印がついており、それを目標とする位置にあわせて手元のホイールを回すと、先端が曲がって目標に到達しやすくなる。
もちろん、操作は気管支ファイバーでの観察下で行なう。
そんなにいいのならさぞ人気があるだろうと思ったら、どうもここの病院での一番人気は Fuji System の Fuji Uniblocker なのだそうだ。
http://www.lmapacmed.com/products/anaesthesia/intubation/fuji-uniblocker.html
(カタログは上記サイトからダウンロードできます。)
この日本が誇るべき気管支ブロッカーは、先端の操作性がさらに優れているのだそうだ。
日本製品が評判がいいのは嬉しいことだが、自分は使ったことが1回もないので、それがちょっとはずかしい。
2010年1月15日金曜日
McGrath ビデオ喉頭鏡
昨日の OPTI-Gard について、日本でも売っているというつっこみを Nao さんからいただいた。
http://www.leaders.co.jp/seihin2.html
それならぜひ大学のオペ室で購入していただいて、これを着用した上で宴会とかやることにしましょう!
今日は挿管困難が疑われる症例があり、レジデントの S 先生が McGrath ビデオ喉頭鏡を準備していた。
http://www.aircraftmedical.com/products
結局、使わずに済んだけど。
指導医の S 先生によると、アンギオ室のようにオペ室から遠く離れた Glidescope を持って行きずらい場所での麻酔では重宝するとのことだった。
ここでは挿管困難の場合の器具の選択を論じようとするとみんながみんな Glidescope が第一選択で、それにくらべて他の喉頭鏡がどうか・・・といった形での評価が行なわれている。
果たしてそんなに Glidescope っていいものだろうか?
コンパクトな分だけ、McGrath ビデオ喉頭鏡やエアウェイスコープの方が便利なような気がするが・・・。
2010年1月14日木曜日
仮面舞踏会?
日本では見かけたことがなかったのだが、OPTI-Gard というアイガードを使っているのを見た。
http://www.dupacoinc.com/OptiGard.html
顔面付近で手術を行なっている際に、術者が手や腕、あるいは器械などで患者の目を圧迫したり突いたりしてしまうことを防ぐためのものである。
なぜか「仮面舞踏会」を思い起こさせる形状をしている?
目を保護することが第一の目的なので、まわりの青い部分は製作者の遊び心が表れているように思うのだが・・・。
日本でもあるのではないかと思い、「目 プロテクター」、「アイ ガード」、「アイ プロテクター」などのキーワードでグーグルしてみたが、スポーツ用あるいは溶接用のものはあるものの、医療用のものは見当たらなかった。
麻酔中の眼の合併症を防ぐのに役立ちそうなので、日本でも使うようおすすめしたい。
2009年12月23日水曜日
ドメスティックだった「あきよしくみこ」
心電計の電極を正しい位置に貼るのは麻酔管理の基本中の基本だが、電極が3枚ではなく5枚用いる場合はちょっとあやしくなってくる。
通常は3枚のところ、胸部誘導が必要な場合は5枚になるのだが、そんな症例はたくさんあるわけではないので覚えずらい。
それで研修医の時に教わったのが「あきよしくみこ」で、右上肢から左下肢にむかって赤(あ)、黄色(き)、白(し)、黒(く)、緑(み)の順番となる。
覚えたのは20年近く前になるが、すでに脳ミソに溶け込んでしまって、忘れたくても忘れられない長期記憶となっている。
最近の医学生や若いドクターの中には秋吉久美子を知らない人が大勢いいるが、自分の少しあいまいな記憶をたどると、平凡パン●やプレイボー●のグラビアで活躍していたような気がする。
今朝、オペ室で患者さんの左側に立っていたら、レジデントの S 先生が患者さんの左側に電極を貼ってくれと、自分に3枚コードつきで渡してきた。
見ると赤いコード付きの電極が含まれている。
明らかに日本人でない彼女に「あきよしくみこ」を説明してもしかたがないのだが、一応、教育のためと思い、「赤いコードは右肩って決まってるんだよ・・・」と言おうとした。
まったくもうこんなことも知らないなんて・・・っていう態度で言ってたかも。
が、最後まで言い終わらないうちに、赤いコードに "LL" と書いてあるのに気がついた。
思わず途中で言葉を飲み込んでしまったために、S 先生も「??」って感じで、近くにいた指導医の P 先生も「??」、ナースも「??」、前投薬がよく効いた患者さんは "zzz・・・"。
コードの接続部にあるカラーコードの説明を見たら、なんと日本とは全く違うことがわかった。
カナダでは「あきよしくみこ」は通用しない・・・。
日本ではコンスタントに活躍している本家本元の秋吉久美子が海外で活躍しているのかどうかは知らないが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%90%89%E4%B9%85%E7%BE%8E%E5%AD%90
こちらの「あきよしくみこ」は必ずしもインターナショナルではないようである。
2009年11月30日月曜日
Hydromorphone についてさらに
ハイドロモルフォンについて、また別の総説を読んでみた。
Quigley C et al. A systematic review of hydromorphone in acute and chronic pain. J Pain Symptom Manage 2003; 25: 169-178
ハイドロモルフォンは1920年代に臨床に取り入れられた古い薬であり、術後痛の管理に広く用いられているだけでなく、癌関連痛の管理の診療ガイドラインにも含まれている。
この総説では術後の急性痛だけでなく慢性痛についても述べられているが、前者についてのみモルヒネと比較しつつ備忘録としてごく簡単にまとめる。
ハイドロモルフォンとモルヒネを比較した研究は14個あり、5つは脊髄に、9つは筋注または静注で投与された。
同程度の鎮痛が得られる量(力価という意味だと思うが)は 7:1 から 5:1 の間で分布しており、ただひとつ筋注で行なった研究ではハイドロモルフォンがモルヒネより 7~10 倍強いという結果だった。
副作用としては悪心、眠気、掻痒が最も多く、用量依存的だった。
ほとんどの研究ではハイドロモルフォンとモルヒネの間で副作用に有意な差がないが、2つの研究でハイドロモルフォンで掻痒の頻度が少なかった。
腹部手術後の患者61人でハイドロモルフォンとモルヒネの IV-PCA を比較した研究では、耐え難い悪心と掻痒のために4人の脱落者が出たが、それらは全てモルヒネ群だった。
プロトコールを完遂した患者では、両者の間の悪心と掻痒の頻度は同等だった。
この総説のまとめとしては、1) ハイドロモルフォンは強力な鎮痛薬であり、2) その効果は用量依存的であり、3) 副作用は他の強力なオピオイドと同等であり、4) 他のオピオイドとくらべて特に優っているというわけではないと書いてあった。
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昨日、コーチからまた空きができたとのメールをもらい、今日もテニスに行ってきた。
ゲーム中心の練習で、1時間15分があっという間だった。
来年春はオリンピックのために、コミュニティーセンターでのインドアテニスは行なわないとのこと。
ちょっと残念。
ついさっき、隣の日本人ワーホリのM君がスノーボードを抱えて帰ってきた。
グラウスに遊びに行ってきたとのこと。
若い連中は仕事も遊びも全力で取り組んでいるという感じがして、ある意味すごいと思う。
2009年11月29日日曜日
Hydromorphone について
現地の人によると、例年はいつもくもりがちで時々雨が降る感じだが、今年はしっかり雨が降っているとのこと。
日本とカナダの麻酔の違いの一つとして、使用している薬物が異なることを挙げることができる。
日本でレミフェンタニルやロクロニウムを使うことができるようになったことで少し麻酔が近づいたとは思うが、こちらの臨床でよく用いられるハイドロモルフォンが日本では使えないことは、依然として大きな違いということになると思う。
ハイドロモルフォンは静注にも硬膜外にも用いられるが、今は自分で麻酔をかけているわけではないということもあり、薬物に対する患者の反応を実感としてつかみづらい。
レジデントに訊ねられるたびに「日本では使っていない」と答えるのだが、すると彼らは嬉しそうに説明してくれる・・・というのが常である。
モルヒネと対比して少しハイドロモルフォンについて調べたので、備忘録として残しておく。
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Liu LL et al. Postoperative analgesia and sedation in the adult intensive care unit. Drugs 2003; 63: 755-767. より
術後の鎮痛にはエビデンスには欠けているものの、短期間の使用にはフェンタニルやハイドロモルフォ
ン、長期間の使用にはモルヒネやハイドロモルフォンがすすめられる。(ハイドロモルフォンはどっち
にもいいらしい。)
排泄半減期はモルヒネとハイドロモルフォンは同等(2~4時間)。
静注した場合の Peak effect はモルヒネ 30分、ハイドロモルフォン 20分。
最小推奨量は、モルヒネ 1-4 mg ボーラス、1-10 mg/h 持続、ハイドロモルフォン 0.2-1 mg ボーラス
、1-2 μg/kg/min 持続
モルヒネ
水溶性のために脂溶性のオピオイドとくらべると peak effect が遅い。
静脈拡張作用と心拍数減少作用がある。
副作用:呼吸抑制、鎮静、悪心、イレウス、Oddi 括約筋のスパズム、ヒスタミン遊離から低血圧、頻
脈、気管支のスパズム。
代謝物としての morphine-6-glucuronide が蓄積し、腎不全患者で過度の鎮静をもたらすことあり。
ハイドロモルフォン
半合成オピオイドで、モルヒネの 5-10倍強力。
作用のオンセットと持続時間はモルヒネと同等。
血行動態に与える影響が小さく、ヒスタミン遊離をもたらさない。
モルヒネよりも掻痒、鎮静、悪心、嘔吐を起こしにくいとする報告 (Sarhill N et al. Support Care Cancer 2001; 9: 84-96) あり。
モルヒネと同様にグルクロン酸抱合を受けるが、NADPH reductase の還元も受け、2つの活性代謝産物を生じる。
この代謝産物は親化合物よりも強力な鎮痛作用を持つが少量のため、腎不全の合併や長期間にわたる大量の投与がない限り、臨床的意義はない (Zheng M et al. Xenobiotica 2002; 32: 427-439)。
2009年11月27日金曜日
麻酔は肉体労働
朝起きた時は地面が濡れていたが、自分が起きている間はめずらしく1秒も雨が降らなかった。
最近、朝の1例めの導入だけ見学し、その後は研究室で原稿を書いたり文献検索などで1日を過ごすというパターンが続いている。
そのせいかもしれないが、最近、夕方ほとんどおなかがへらない。
フードコートで食べる昼食がボリューム盛りだくさんということもあるかもしれないけれど。
今日はレジデントのA先生が、午後に興味深い症例があると言う。
患者情報をここに書くわけにはいかないが、彼は身振り手振りをまじえてこーんなに大変な症例なんだよ~と話してくれた。
話をきくと確かに大変そうな症例なので、見学させてもらうことにした。
自分が直接麻酔をかけたわけではないが、昼過ぎに再びオペ室に入り、患者さんの搬送やエコーの準備などを手伝った。
はっと気がつくと時間がずいぶん経ち、出かけなければならない時間となっていた。
3時間ほどオペ室で過ごしただろうか。
たいして働いたわけではないが、すっかりおなかがすいていることに気づいた。
久々の空腹感である。
本当に今さらながらだが、麻酔って肉体労働なんだな~と感じた。
今となっては、空腹に耐えながらメシ交替を待った頃が懐かしい。
2009年10月24日土曜日
動画のアップロード
アパートの無線 LAN に問題があるかもしれないと思い、病院で再度、動画のアップロードを試みたところ、今度はうまくいった。
オレンジ色の棒が浮かんでいるが、これはボートの上から投げた(辛そうな)お菓子である。
これには見向きもしないくせにマシュマロみたいなのを投げるとすぐに食いついたため、ボートの上のお客さん(ASA の参加者)から "diabetic alligator" と言われていた。
21日付けのブログについて、貴重なご質問をいただいた。
どのようにして、左主気管支が5cmであることを利用するのか、というものである。
このレクチャーでは、まずダブルルーメンチューブ (DLT) を気管内に挿管してから、先端が気管分岐部に達しないような浅い位置で気管支ファイバー (FOB) を利用することを推奨していた。
左用の DLT の場合、気管支ルーメンから FOB を挿入し、気管分岐部であると思われる部位をまず同定し、右上葉枝(とおもわれる穴)が3分枝であること、左第2分岐は遠いので左主気管枝(と思われる穴)からは見えないこと、5cm くらい FOB を気管分岐部から進めるとおおよそ左第2分岐部に達することを利用するというわけである。
冷静に第2分岐部を眺めてみると、そこからすぐにその次の分岐を見つけることができる。
気管分岐部から左主気管枝を眺めた時にはその次の分岐がすぐには見つからないのとは、全く対照的である。
27 cm 程度まで DLT を挿入してからだと、すでにどこかの穴に先端が入っているわけで、冷静な判断は難しいかもしれない。
そういう意味では、浅い位置でまずは FOB で覗くというやり方は、大動脈瘤や癌のリンパ節転移などで気管や気管支の偏位があるような症例では、特に有用である可能性があると思う。
2009年9月29日火曜日
記憶の衰え
いったいどこまで早くなるのだろう・・・?
今朝のバンクーバは肌寒く、カーディガンとウィンドブレーカーを羽織ってちょうどいいくらいだった。
オペ室の中を案内してもらったりした後で、レジデントや教官と一緒に患者さんの入室を待った。
日本で自分が所属していた病院との麻酔や手術の違いはたくさんあるのだが、患者情報との兼ね合いもあるのでここに書くのはやめておく。
今日は自分の記憶力の衰えを感じたことが2つあった。
レジデントに「日本では硬膜外にどんな薬を使っているのか」と訊ねられた時、薬の名前が全く思い出せなかった。
かろうじてレジデントとの会話の中で、答えを導き出すことができた。
自分 「ブピバカインには2つの異なる物質が含まれてるんだよね」
レジ 「エナンチオマーのことですか?」
自分 「そう。そのうちの片方に心毒性があるから、ブピバカインは使ってないんだよ。」
レジ 「じゃあ、レボブピバカインですか?」
自分 「いや、もう一方のやつ。」
レジ 「ロピバカインですか?」
自分 「そうそう、それそれ。」
もう一つは、指導教官に挿管困難の時のデバイスについて訊ねられた時のことで、「エアウェイスコープ」という言葉がついに出てこなかった。
英語の語彙数は確実に増えているように思うが、その分、日本語の記憶がこぼれ落ちてきているのだろうか。
それとも単に加齢のためなのだろうか。
2009年9月2日水曜日
歯医者の麻酔
ふだんは衛生士さんが30分位かけて歯をきれいにしてくれるだけなのだが、今回は虫歯が見つかってしまった。
今日は麻酔をしてから歯を削ることになっていたのだが、全部で20分位かけて4~5回注射することで、歯を削っても全く痛くなくなってしまった。
歯だけに麻酔がかかるわけでなく、顔の皮膚(三叉神経右第三枝領域)にも麻酔がかかり、顔が腫れぼったくてしかたがなかった。
正確には右側だけでなく、正中をわずかに左に数ミリ越えたあたりまで感覚が低下しているようだった。
帰ってから鏡を見ると、「ウ」の口の形をした時に、左側に下唇が引っ張られてゆがんでいるのがとてもよくわかった。
以前、三叉神経第二枝が傷害された患者さんがいて、「腫れぼったくて気持ち悪い」とよく言っていた。
確かにこんな感じが一年中続いたらたまらない。
SGB にすがる気持ちが少しわかった。
今日の備忘録
昨日、昔自分のオーベンだった E先生と新宿で飲んだ。
その時に教えてもらったことなのだが、"Facebook" というウェブサイトがあり、そこで数十年来の昔の友達(外国人)の消息をつかむことができたとのこと。
自分の写真などを登録しておくことで友人や家族と連絡がとれるだけでなく、今回のように昔の友人が外国から便りをくれるようなミラクルもあるらしい。