12/14 (月) くもり 夕方から雪
カナダの(そしておそらく米国も)アパートは、日本のいわゆるアパートやマンションとは大きく異なる。
自分は最初は日本で言うところのワンルームマンションに住みたかったのだが、家賃がものすごく高いので断念せざるをえなかった。
病院はダウンタウンからは離れているのだが、不動産屋に言わせると高級住宅街とのことで、家具なしの場合で1ヶ月あたり 1100 ドル以上、家具付きの場合だとその 1.5 倍が相場だと言われた。
最高でも2年しかいないので、家具を買うことは自分にはとうてい考えられなかった。
そうなるとアパートということになるが、よほどの高級なところでなければシャワーやトイレ、台所は共同ということになるわけで、それなりの煩わしさはある。
たいていの人は掃除は嫌いなので、よほど話し合いがうまく行って当番などが決まっていれば話は別だが、ふつうは汚れ放題になる。
自分は週1回、共同のリビング、台所、シャワー、トイレの床の掃き掃除とモップでの拭き掃除をすることで、一応は自分の担当は済ませたと思っている。
先日は汚れきったトイレや台所を、オーストラリアから来たカップルの彼がピカピカにしてくれて、神様のように思えた。
騒音も問題で、2階は若者たちが住んでいるため、土曜日は深夜まで宴会状態である。
外部からいろんな人たちが出入りしているため、決して静かにはならない。
幸いなことに自分は3階のため、被害は最小限である。
3階には、やや年代が上の人間が配置されているようだ。
実はつい先ほども洗濯機と乾燥機をまわしていたのだが、また誰かに乾燥機を途中で開けられてしまい、運転がストップしてまたやり直すはめになってしまったところ。
これもまた、共同生活ならではのデメリットである。
しかしその一方で、ヒューズが飛んだりいろいろな備品が壊れた時に、自分で直さなくても管理人さんがやってくれるといういい点もある。
つい1年ほど前までは、この年になってまた共同生活をやり直すことになるとは夢にも思わなかった。
日本に帰りさえすれば元の生活が待っていることを励みにして、今はとにかく修行の毎日と考えている。
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