1/19 (火) くもり一時小雨
気管支ブロッカーを使う機会に恵まれたので、忘れないうちに備忘録として残しておく。
今日使ったのは Cohen Endobronchial Blocker で、右下葉枝の分離に用いた。
http://www.cook-inc.com/cc/dataSheet.do?id=3989
あの有名な Cohen 教授の名を冠したブロッカーである。
COOK社の 9Fr の Arndt Endobronchial Blocker のバルーン部分が楕円形で、特に左主気管支の分離に向いているのに対し、
http://www.cookmedical.com/cc/dataSheet.do?id=3988
Cohen Endobronchial Blocker は 9Fr でもバルーンが球状で細い枝の分離が行いやすいので、片肺全体の虚脱が必要ない場合や、低酸素血症のリスクが高い症例で有用である。
さらに Cohen Endobronchial Blocker では写真をよく見ると先端に矢印がついており、それを目標とする位置にあわせて手元のホイールを回すと、先端が曲がって目標に到達しやすくなる。
もちろん、操作は気管支ファイバーでの観察下で行なう。
そんなにいいのならさぞ人気があるだろうと思ったら、どうもここの病院での一番人気は Fuji System の Fuji Uniblocker なのだそうだ。
http://www.lmapacmed.com/products/anaesthesia/intubation/fuji-uniblocker.html
(カタログは上記サイトからダウンロードできます。)
この日本が誇るべき気管支ブロッカーは、先端の操作性がさらに優れているのだそうだ。
日本製品が評判がいいのは嬉しいことだが、自分は使ったことが1回もないので、それがちょっとはずかしい。
はじめまして。
返信削除私は、富士システムズ株式会社の海外部に所属しております、瀬山と申します。
先生のブログは、とても読みやすく、暇があれば拝見させてもらっています。
バンクーバーでの生活が大変充実しておられるようで何よりです。私も過去に1ヶ月ほど語学留学したことがあります。Robsonストリートがとても懐かしいです。
はじめまして。
返信削除私は、富士システムズ海外部の瀬山と申します。
先生のブログをよく拝見させて頂いております。
私事ですが、私も過去にバンクーバーに語学留学で滞在したことがあり、ロブソンストリートをよくぶらぶらと歩いたものです。
今後もブログの更新を楽しみにしております。