2010年5月11日火曜日

アパートにおける微妙な政治的バランス

5/10 (月) 晴れ

 
右の写真はビクトリアにある州議事堂。
残念ながら開いておらず、夏期には中で行なわれるツアーには参加できなかった。
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若者がホームステイを選ばずにアパートに住みたがる理由として、友達をよんで騒ぎたいという事情があるらしいことが、最近わかってきた。
最近入居してきたコリアンも例外ではなく、今日は友達をよんでディナーを楽しんでいた。
 
彼らは楽しいと思うのだが、関係ない自分には迷惑以外の何物でもない。
10 時半までは文句を言わないといういつものスタンスを保ちつつ、ただひたすら静観していた。
 
ところがゲイカップルにとっては、今まで自分たちの占有物のように使ってきた共有スペースをコリアンに独占されているのだからたまらない。
しかもコリアンは空気が読めないらしく、自分たちの食事が終わってゲイが食事の準備をしているのにもかかわらず、いつまでも片づけをしないし。
 
自分としてはハラハラドキドキしながら様子を観察していた。
すると、ふだんはゲイとはたいして話もしないのだが、なぜか今日はゲイカップルが友好ムードをむき出しにして自分に近づいてきた。
親しげに自分の名前を繰り返し呼んでは、カナックスのプレーオフとか自分の仕事とかのことを熱心に訊ねてくる。
 
仲間に取り込もうという魂胆がみえみえなのだが、こういう狭い空間で7人が住んでいるのだから、政治的駆け引きが重要なのはとてもよくわかる。
日本人にはこういうアパートに住む習慣がないので、駆け引きがとても難しい。
自分としては誰かが一人勝ちにならないように注意しつつ、基本的には 10 時半には共有スペースを消灯してほしいという自分の意向をよく理解しているゲイたちを支持するつもり。
 
ムードメーカーのメキシカンはあいかわらず陽気ないいやつで、彼がいるおかげでわれわれのユニットの雰囲気が悪くならずにすんでいるのだと思う。
今日もいつもの屈託ない笑顔を見せてくれて、楽しく話すことができた。
10 時半に消灯したいという自分の希望が脅かされる場合は、自分がメキシカンに急接近する時なのだとも思う。
 
基本的にはアパートは学生やワーホリのためのものであって、研究者が住むところではない。
かつては自分も若者であったわけで、楽しみたい気持ちはよくわかる。
だからもう自分が出る決意は固めているのだが、契約期間終了までの間は人間関係をウォッチングしていきたい。
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昨日の SUN RUN のホームページはここ。
http://www.vancouversun.com/Thousands+Vancouver+streets/3005997/story.html
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