2011年2月23日水曜日

共同研究者との話し合い

2/22 (火) 晴れ
 
とりあえずデータが全て揃ったということで、supervisor の J 先生のほかに統計やデータ分析で力を貸してくれる D 先生と話し合いをした。
D 先生が加わるのは初めてなので J 先生が D 先生へアウトラインを説明してくれたのだが、まずそこで J 先生が研究の背景を正確には理解していないことに気づいてしまった。
 
以前もこのブログに書いたことがあったが、熱心な共同研究者や指導者が必ずしも研究を正確に理解しているとは限らないとつくづく感じることがある。
逆に、話し合いの場を持つことによって、理解にずれがあるまま仕事を進めずに済むという言い方もできるだろう。
お互いにわかったような顔をしているのではだめで、たとえ面倒でも時々は確認作業が必要だ・・・ということをバンクーバーで学んだ。
 
自分もそうだが J 先生が混沌とした臨床の中で生きているタイプなのに対して、D 先生はちょっと次元の違う切れ者というイメージがある。
現に彼は大学において高い職位にあり、先日の勉強会では Intensive Insulin Therapy について格調の高い講演を行ない、喝采を浴びていた。
 
今日はその D 先生にかなり手間ヒマのかかる難易度の高い宿題を課せられてしまい、ちょっと困ってしまった。
単に面倒だというわけではなく、それをする意義が見えてこないのである。
指導される立場の時にしばしば直面する、「なぜこれをしなくちゃいけないのかがわからない」状況だとも言えるだろう。
 
言語の問題もあって、自分が D 先生の言い分を正確には理解していないということはあるのかもしれない。
近いうちにもう一度話し合いがあるので、それまでにこちらの考えをまとめておこうと思っている。
 

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