みなさんがそれぞれごちそうを持ち寄ってくれて、感謝感謝である。
ボランティアを経験することで多くのものを得ることができるが、最も大きいのはやはりいろいろな人との出会いであろう。
柔道の指導の手伝いを経験した時もそうだったが、そうしなければ決して出会うことがなかったような人たちとの出会いがある。
これは、家と病院との単純な往復になりがちな日本の暮らしにおいては、特に重要だと感じる。また、日本語学校では図書館でボランティアをしていたので、本を読む習慣が身についた。
本といえば医学書か語学書ぐらいしか開くことがなかったのは、今思えばかなりマズかったように感じる。
有名作家の名前を覚えたのも大きい。
例えば、日本語学校の図書館で最も人気がある東野圭吾のことを全く知らなかったし、その名前を正確に読むこともできなかった。
その頃のことを思い返すと、腋の下を冷たい汗が流れるイヤな感覚が蘇る。
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