4/22 (木) 快晴
サンフランシスコから肥満患者の麻酔の権威を招いての講演会が、昨日の朝行なわれた。
米国は肥満患者の割合がどんどん増えているが、カナダにおける肥満患者の割合も増えており現在は米国の1990年代の割合に相当するとのこと。
手術や麻酔方法の工夫だけでなく、さまざまな物品をそろえるなどしてカナダも肥満患者に備えるべきだという全体の流れだった。
肥満の定義はひと通りではないが、BMI を用いると
over-weight 25 以上、obese 30 以上、super obese 50 以上、super-super obese 60 以上など。
"morbid" obese の定義として、理想体重の2倍、理想体重+100 ポンド(50 キロ)、BMI 40以上など。
カナダ全体では肥満患者は 22.7 % を占める。
ブリティッシュ・コロンビア州は 19 % で、カナダの中では一番少ない。
Bariatric surgery はどんどん増え続けており、米国では年間 25 万件行なわれている。
しかし最近は Intragastric valve やGastric condom などが用いられ、手術を回避するような風潮になりつつある。
肥満患者の麻酔のために、オペ台を2つつなげてさらに足台で補強したり、500 キロの重みに耐えられるオペ台を使ったり、挿管しやすい体位を作るためのガスで膨らます枕などを用いたりするらしい。
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