ASA の学術集会は、Ernest N Morial Convention Center で行なわれた。
今日は自分のポスター発表があったので、いつもながらの A3 サイズの光沢紙を大量に持って出かけた。
ポスターは日本出国前にプリントしておいたものである。
ポスターを貼っている間に、I 先生が来てくれた。
麻酔科医と日本語で会話したのは、ほぼ1ヶ月ぶりである。
自分のポスター発表の間に N 先生も来て下さったのだが、当たり前だが1ヶ月前と変わっておられず、とてもなつかしく感じられた。
ポスター発表のあとで N 先生が予約して下さったレストランに3人で夕食に行ったのだが、レストランで食事をしたのは日本出国以来初めてであり、とても新鮮だった。
主に魚料理の店のようで、自分はホタテ貝 (scallop) をメインに食べた・・・ような気がする。
最もにぎやかな通りからわずかに外れたところにあり、静かに食事を楽しむことができた。
自分のポスター発表に関しては、残念ながらがっかりさせられるものだった。
進行役が発表者全員を引き連れて一人一人の発表を見て回るという形式だったが、時間が足りなくなる上に自分のポスターが部屋の隅にあったということもあり、他の日本人とともにあやうく無視されるところだった。
はるばるニューオリンズまでやって来て、無視されたらかなわない。
また、本当はもっと多くの人たちの幅広い意見を聞きたかったのだが、他のポスター発表に付き合っていたためにそれはついにできなかったわけで、せめて進行役の意見だけでも聞かなければ帰れないとも思った。
時間がないところを無視されないようにお願いする形で発表したのだが、その際のコメントも残念ながらがっかりさせられる内容だった。
詳しくはここには書かないが、建設的な意見からはほど遠いものだった。
どうやら進行役の一人は、かつて自分の論文を査読した一人だったらしい。
自分が進行役だったら、決してあのようにはしなかったのに・・・。
学問にこれからいかに取り組むかということに関して、そして自分が何のために不自由な思いをして(人にさせて)まで渡加したのかということに関して、気持ちをさらに強く持ち初心にかえった一日。
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