1/18 (火) くもり
夜、ふと目が醒めると、異常な物が見えることがある。
それらは時によって異なり、緑色のオーロラのような膜だったり、赤いゆがんだ時計が宙に浮いていたりする。
昨夜は宙に浮いたテーブルに、小型の象が乗っかっていた。
以前オーロラや時計が見えた時は幽霊の類かと思い怖れたこともあったが、昨夜はなぜか落ち着いていて、迷わず起き出し部屋の灯りをつけた。
あたりまえだがテーブルも象も実在せず、幻だったことをしっかりと確かめた。
灯りをつけてトイレに行って用を足すのは重要なことで、現実と夢とを区別するのに役に立つ。
というのは、自分の経験から現実と夢との境いめはかなり微妙なのだ。
以前、オンコールにもかかわらず寝過ごしてしまった夢を見たことがあるのだが、その時は夢の中で当時自分が使っていた au のケータイの LED が青色に点滅していたのを鮮明に覚えている。
(青色に点滅していたのは、当直医からの呼び出しがあったにもかかわらず、応じられなかったことを示している)
実はその夢を見たのは実際のオンコールの日で、目が醒めた瞬間、本当に寝過ごしたのか夢だったのかわからず混乱してしまった。
現実世界ではケータイは点滅しておらず、そのことから辛うじてそれが夢だったと判断することができたのだ。
(以前、オンコールにもかかわらず寝過ごしてしまったことが本当にあり、それが精神的トラウマとなってそういう夢を見たものと思われる)
今回の象も以前のオーロラや時計も、真っ暗な状態で目覚めた時に見たものである。
だいだい色の常夜灯を点けているときには見たことがない。
また、全て目が醒めた時であり、眠りに陥るより前にそういう異常現象を見たことはない。
網膜や角膜などの光学系にそういう異常が起こるとは思えないので、したがって全ては情報を統御する脳のなせる技なのだろうと勝手に結論づけている。
麻酔の覚醒時に異常現象を見たという報告があるのかどうか知らないが、ひょっとしたらすでに調べられていることかもしれないけれども、もしまだだったらまじめに研究してみるとおもしろいかもしれない。
部屋が明るいかどうかによっても、結果が変わるかもしれないと思っている。
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