2010年3月5日金曜日

患者追跡開始

3/4 (木) 晴れ
 
現在準備中の2つの臨床研究について、一応ひと通りの文献検索が終わり、主要な総説には目を通し、自分なりに研究のバックグラウンドを頭の中で思い描けるようになってきた。
せっかくできたイメージが消えてなくなってしまわないように、近いうちに自分の言葉で文章に表しておこうと思っている。
 
片方の臨床研究に関してはすでにプロトコールを倫理委員会に提出し、判定を待っているところ。
もう一方の臨床研究に関してもプロトコールはすでに書いたので、指導医の指示待ち状態。
日本でやり残した2つの仕事のうち一つは投稿直前状態で、指導医の英文チェック待ち状態。
もう一方の仕事はデータの分析がまもなく終わるところ。

というわけで、「待ち」状態のプロジェクトが増えてしまったので、以前からやりたいと思っていた術後患者の追跡をぼちぼち始めることにした。
特にプロトコールを設けるわけではないのだが、実際に自分の目や耳で患者の回復状態を確かめ、術後合併症の研究の発展に役立てたいと思っている。
 
また、こうすることで、他の研究者の論文を何の批判もなしに無意識のうちに受け入れてしまう失敗を避けることにも役立つとも思っている。
自分の体験を通した「実感」が重要なのではないかと信じているからでもある。
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オーストラリア人カップルが掃除したからなのか、アパートの冷蔵庫の中の食料品の位置が完全に変わっていた。
「みんなは気づいていないと思うけど、私だってふだんからちゃんと掃除してるんだから!」 と昨日興奮気味に叫んでいた彼女のデモンストレーションかと思うと、ちょっとコワい・・・。
 
誰が買ったのか知らないが、数ヶ月以上前から冷蔵庫にあった「決して腐らない野菜」がきちんと捨てられていた。
また、自分が庫内のスペース(領土)を稼ぐために置いておいたダミーの荷物も、しっかり処分されてしまっていた。
どうも相手が一枚上手だったようだ。
 

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