2010年3月4日木曜日

臨床研究の申請

3/3 (水) くもりのち晴れ
 
臨床研究のプロトコールを倫理委員会に提出したことはすでに書いた。
それでもうやるべきことは終わったと思っていたのだが、現在勤務している病院を含む大きなヘルスケア・グループに臨床研究実施の申請をしなければならないことがわかった。
 
正確にはおそらくその申請書の提出は倫理委員会での承認後だと思うのだが、とにかくその下書きを始めたところ。
その書類はかなり細かくできている。
たとえば実際に研究を実施する場所や患者の IC を得る場所を書く欄があるのだが、それだけでなくその場所の管理者の承認が必要なようにできている。
逆に言うとその書類さえ完成させてしまえば、その後のオペ室・病棟およびナースなどとのさまざまな段取りは必要がなくなるというわけである。
 
バンクーバーで経験したこれら一連の作業については、将来的に何らかの形でまとめておきたいと思う。
これをそのまますぐに日本に導入したら、あまりにも膨大な書類のために研究活動が一時的に麻痺してしまうと思うが、日本における「行き過ぎた個人の権利の主張」を見るにつけ、北アメリカのやり方を踏襲せざるを得なくなるのは時間の問題のような気がしている。
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メキシカンの C君の音頭で、アパートの共同スペースのそうじのありかたについて話し合いを行なった。
くわしくはここには書かないが、フランス人男性カップル2人とオーストラリア人の彼を含めてまったりと話し合いが進もうとしていたところ、オーストラリア人の彼女が埒があかないと思ったのか乱入してきてしまい、その場の雰囲気が一気に変わってしまった。
 
女性は優しいのが一番だと思うのは、男のわがままだろうか?
英語圏の女性が興奮して強気に出てくると、誰にも止めることができなくなってしまうようだ。
(ただ収穫だと感じたのは、去年は彼女が何を言っているのかさっぱりわからなかったのだが、今日は彼女の言い分がよくわかったことである。リスニング力はついてきたみたいだ。)
 
日本に生まれ日本で育ち、日本人の女性と結婚できた自分の運命に感謝するとともに、その後、アパートの男たちの間には、「まあ俺たちだけでも仲良くやっていこうぜ・・・」的な雰囲気が生まれたことを備忘録に残しておきたい。
 

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