2011年5月19日木曜日

学術集会初日

5/19 (木) 晴れ
 
今日から神戸国際展示場とポートピアホテルで、日本麻酔科学会第58回学術集会が始まった。
すでに事前登録は済ませてあったのだが、今日の夕方のリフレッシャーコースを追加したかったのでブースCへ。
窓口ではなく、自動販売機みたいな機械で 1000 円支払った。
 
本来は事前に申し込んだ内容を印刷してくることになっていたのだが、すっかり忘れてしまった。
それで TEE のワークショップを申し込んでいたのも忘れていて、受付で申し込み内容を確認することでようやく気がついた。
 
この2年間、TEE からすっかり離れており、ワークショップで学ぶことは多かった。
スペックルトラッキング、長軸方向 strain、rotation(ねじれとほどけ)といった概念は、とても目新しい。
http://www.innervision.co.jp/suite/toshiba/supplement/0805/01cardiac_2/index.html
心房細動では、僧帽弁流入速波形の A 波のかわりに L 波が見られるというのも初めて知った。
 
開胸手術の麻酔でのポスター発表では、「肺切除術の既往がある患者での○○」という演題が2つもあったのが興味深かった。
自分が知る限りでは、肺切除術の既往がある患者で何かのリスクが高まるといったような論文は、anecdotal なものを除けばないように思う。
 
自分もバンクーバーでデータ採取している時に、肺切除術の既往がある患者では何らかの合併症のリスクが高まるかもしれないと思い、肺切除術の既往は全てチェックしていた。
しかし肺切除術のある患者で再び手術を受けるのは、おおざっぱに言って 40~50 人に1人ぐらいだったので、統計処理に耐えるだけの人数を集めるのが大変だと感じた覚えがある。
絶え間ない努力と根気が必要とされる領域だと思う。
 

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