5/9 (月) くもりのち晴れ
大家さんの身近な人が、先週の土曜日に亡くなった。
その人には自分もお世話になっていて、何回か自宅に招いてもらったことがある。
週の後半に葬儀があるのだが、学会のための一時帰国の日程の関係で、自分は出席したくてもできない。
こういう場合は日本だとおそらく、出発前に御霊前を誰か家族に託すことになるのだろう。
機会を見つけて、仏壇に線香をあげるのもいいのかもしれない。
しかしここはカナダ。
こういう場合はどうしたらいいのだろう?
考えても解決しないので、友人の M 君にメールで尋ねてみた。
彼はカソリックではないが、カソリックのことにもかなり詳しい。
M 君によると、こちらでは葬儀の時に widow/widower が経済的に恵まれていない場合を除いては、お金を渡すようなことはしないのだそうだ。
そして彼の返事はまず ”Try not to assume” で、ずばり「大家さんに(どうしてほしいか)聞け」とのことだった。
そうしたらきっと言葉か祈りを求めてくるだろう、とも書いてあった。
今まで何回か友人たちのアドバイスに助けられてきたが、今回は自分にとっては「目からウロコ」だった。
確かにこういう “sensitive” なことに関してはあれこれ考えるよりも、特定の宗教を強く信じているわけでなければ、ここの習慣に従ってみるよりほかないのだろう。
また、ある人からは、某アジア系カナダ人が亡くなった時にたくさんの参列者がそれぞれ大量の花を持って集まってきたことに対し、「花(金)のムダ遣い」という評価が下され、それ以降、その教会では花の持ち込みを断っているという話を聞いた。
この世からあの世へ送られる時ぐらい、大量の花に飾られてもいいんじゃないかと自分は思ってしまうが、そういう考えが受け入れられないコミュニティもあるらしい。
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