2011年2月1日火曜日

きれいすぎる歯科クリニック

1/31 (月) くもり
 
歯の詰め物がとれてしまったことはすでに書いた。
とれたまま放置しておくにはいかないので、とれたその日のうちに今日の朝9時に予約を取って、歯科に受診することにした。
 
クリニックは Broadway と Granville Street の交差点近くのビルの2階だった。
人通りの絶えないにぎやかなところにあり、地価が高そうだ。
 
オフィスの中に入ると、まるでちょっとしたホテルの一室のようなきれいな待合室があった。
天井が高すぎる。
4~5メートル以上はあったと思う。
 
中から日本語の流暢な小柄な女性が出てきたので、その人がきっと日本人の先生だと思いこみ、まずはひと安心することができた。
実はその人は歯科衛生士か助手だったようなのだが、日本人ではない(たぶん中国人)ドクターが治療している間ずっとそばで介助していてくれたので、本当に心強かった。
言葉の通じないところで歯をガリガリやられたら、恐怖と苦痛の極みというものだ。
 
診療室には巨大な窓があり、残念ながらブラインドがかかっていたのだが、ブラインドが開けばダウンタウンやノース・バンクーバーの景色が一望できたことだろう。
レントゲンを撮って詰め物の部分に虫歯がないことを確認したあとで、詰め物の部分に圧縮空気をかけたり仮止めした後で本格的に接着したりするのは、おおむね日本の歯科医と同様の手順だったと思う。
 
日本の歯科医と違ったのはガーゼを口の中に入れて、「術野」を明確にしていたところだ。
また、うがい用の流しが患者のそばにはなく、診察台のそばにドリルの替え刃の類が置いているわけでもなく、全体の配置がシンプルな作りになっているのも特徴的だった。
全ての診療が終わってから、紙コップでのうがいを勧められた。
 
費用は全部で 116 ドル 80 セント。
200 ドルまでは覚悟していたので、その範囲内で済んでホントに良かった。
尻の毛までは抜かれずにすんだというわけだ。
クレジットカードで支払った。
 
日本語学校で勧めてもらったとおり、健康保険から一部負担金をバックしてもらうために、ドクターに書類を書いてもらうことにした。
この手数料が 10 ドル。
書類を受け取りに行くために、10日後ぐらいにもう一度行かなければならない。
 
衛生士さんも受付の女性も、帰り際に「ありがとうございました~」と言ってくれた。
「おだいじに~」ではないところが、日本とは違って北米らしいところか・・・。
 

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