2009年9月23日水曜日

ケータイは必需品

いわゆる「生活の立ち上げ」のために、多忙ではあったが能率の悪い日でもあった。

まず午前中に ダウンタウンの Beatty St. 沿いにある College of Physicians and Surgeons of BC へ行き、こちらに滞在している間だけの「仮免許」みたいなものを発行してもらった。医師免許などのコピーを含むあらゆる書類はすでに郵送してあったので、今回は学位と専門医認定書を見せてコピーする程度で、手続きは簡単だった。

そのまま Hastings St. と Granville St. の 交差点にある Vancouver Services Canada Centre に向かい、Social Insurance Number を発行してもらった。こちらも手続きはきわめて簡単だった。医師免許のコピーやその英訳などを取り寄せる一連の作業は本当に大変だったが、それが済みさえすれば意外とその後は楽なようだ。昨日の Vancouver 国際空港での Work Permit の申請も、他の誰よりも簡単に手続きが終わっていた。

その後、Canadian Medical Protective Association (CMPA) に電話して上記の免許の番号を伝えるという作業と、臨床教育センターみたいなところの秘書さんに電話してアポを取るという作業をしたのだが、これらはいずれも大変だった。もちろん英会話が苦手だというのはその通りなのだが、それ以上の苦難があった。まず、ケータイを持っていないので、アパートの共同電話を使用せざるをえないのだが、次から次へと必要な書類や情報を持ち出されるので、そのたびに部屋に戻ってかけ直さざるをえなかった。するとCMPAはかけ直すたびに違う人が出てくるので、そのたびに本人確認を要求されてたいへんだった。秘書さんについては留守にしていることがあるため、何度もかけ直さざるをえず、こちらもたいへんだった。

街を歩いてみると、公衆電話がほとんどないのに気づく。昨年春のサンフランシスコは数ブロック歩けば1台は見つかったのに、ここではほとんど見かけない。日本もそうだろうが、この街で生きていくにはケータイは必需品なのである。

そういうわけでケータイを買いに今度はドラッグストアへいったのだが、これがまた日本のケータイに負けず料金体系が複雑で本当に困った。ただ店員さんが、部活の後輩で麻酔科から転科していったK君のようなキャラだったので、まあ何とか楽しく買うことができた。もっとも、彼はこちらの英語がなかなか理解できずに困っていたようだったが・・・。

ケータイの種類はいろいろあり、しかも料金体系と組み合わせると気が遠くなるような近い選択肢があるのだが、とにかく今ほしいので、欧州で駐在員だった従姉夫婦のおすすめにしたがって "Pay as you go" みたいなのにした。まずは先に料金を払って charge するというやつである。やろうと思えば他にもいろいろできるかもしれないが、自分の英語力ではとうてい理解できなかった。

というわけで、今はまだ電話番号がない。インターネット経由でしかるべきところにアクセスすれば、番号があてがわれるらしい。

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